一路アフリカ大陸へ

 スペイン人のルーズさに懲り懲りしながら、最南端の町アルヘシラスにたどり着く。目的は、ここまできたらからにはと、ジブラルタル海峡を渡りアフリカ大陸へ。日帰りの日程ながらいざフェリーに乗り込み、モロッコのタンジール(タンジェ)に向かった。左の写真はそのフェリーでパチリ。ここまでくると熱い熱い。ジャケットを着ての旅路だったが、この後は上半身裸になりしばし日光浴。。。。
ジブラルタル海峡渡航

 フェリーから、アルヘシラスの町を望む。昨晩は、この町の高台にあるYHに泊まったのだが、シングルの部屋で久しぶりにゆっくり過ごす。
 ここから、約2時間半の行程。もともと、船は好きだから、デッキをうろちょろうろちょろしてました。
ジブラルタル海峡を飛ぶかもめ。
 
 デッキからの一枚。ゆっくりとした時間が流れる。
人は結構乗っていたが、日本人を探せども会えず。 ちなみに、船内放送もスペイン語・アラビア語(たぶん)に続いて、英語。いやー思えば遠くへ来たもんだ。帰りのフェリーに乗り込むときは、船員に「一人で着たのか!?」って、びっくりされたっけ。
モロッコに到着したらば。
 
 そうこうしているまにタンジェに到着。入国審査をして念願の入国スタンプを貰う。(実は、このスタンプを貰うために来たといっても過言でない。)
 到着早々、日帰りの日程のため帰りのフェリーのチケットを買い求める。フェリー乗り場に着いた時、どうもガイドっぽい人が多くいるなと思ったら、こいつら頼んでも無いのに世話をやこうとする。で、金を取ろうというのだ。チケットを買いに急いでるときにも一人うるさくついてきて、必要も無いのにチケット窓口で通訳をしようとする。あまりにも、ひつこいのでこっちも腹が立って一言!!

『Be Quiet!!』

そそくさと退散していった。
初アフリカ大陸体験
 
 
フェリー乗り場の一件の後も、ひつこく(自称)ガイドが付きまとう。白亜の町並みは、スペイン同様見ていて感動するのだが、こいつらのおかげで早く帰りたくなった。それでも数時間の滞在で、出来る限り港町タンジェを見て回る。初めてのアラビア語の町並みは改めて遠くに来た気がした。何かの祭りなのか、羊を一等車のトランクに詰め込む男の人たちが。今までは、街中でもずっとビールを飲み続けていたのだが、ここはイスラム圏もあってか、あまり飲み屋を見かけなかった。後で聞いた話、マラケシュやカサブランカは相当開けてるとのこと。ただし、この町の印象があまり良いもので無かった為、もし時間があったとしても行くのをはばかった事でしょう。
ここでもかい!
 
 
短時間ではありながらも、そこそこ町の雰囲気を満喫。さて、明日はコルドバで待ち合わせの為にスペイン内でのバスの移動も考えてそろそろ帰ろうかと思った矢先… フェリーの運航遅れ(泣)。
 スペインに入ってからどうも予定が狂いまくり、フェリーに乗ったはいいものの、1時間以上日光浴の時間が増えました。おかげでよく焼けました。
 この後、何とかアルヘシラスに無事たどり着いたのだが、予定していたバスには乗れず、知り合った日本人にさんざか愚痴ってモロッコの旅を締めくくりました。

モロッコ編 おしまい。
                        2004.9.6